Finale – Allegro Moderato, イギリスは長い間大音楽家がでない時期がつづきましたが、20世紀になって続々と名作曲家がでるようになります。その中心となったのがヴォーン・ウィリアムズです。, 交響曲は全部で九曲あり初めの「海の交響曲」から晩年の第9番まで大作が並んでいます。, 第5番は第二次世界大戦中につくられた曲で、その影響が表れてはいますが、基本的には安らかな音楽です。, ◇ボールト/ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第5番 セレナード・トゥ・ミュージック(Amazon), プロコフィエフはソ連の大作曲家でバレエ音楽などが有名ですが、交響曲はバレエやピアノ作品と比るとあまりとりあげられるものではありません。作品の研究も他の作曲家と比べると進んでいるとはいえないようです。, プロコフィエフはスターリン時代を生きた人ですから、その作品もまたその制約を大いに受けています。交響曲や他の曲の全貌は今まさに知られつつあります。, プロコフィエフが学生時代に没頭したハイドンの研究の成果が発揮された作品。ハイドンが現代に生きていたらこのような曲を書くだろうというようなスタイルで書かれています。つまりスタイルは古典的で、和声(ハーモニー)は近代的。, ◇プレヴィン/プロコフィエフ:交響曲第1番&第5番、スキタイ組曲「アラとロリー」(Amazon), Symphony No. ytÈ, PDܸÍâÁÄÝæ¤I----íèÆÕµ¢àÌ©çAµ©µÍ[¢. 僕ははじめCDの裏なんかに書いてある評を読んでとにかく凄そうなものを選んで聴いていました。稀代の名演とか書いてあると避けられません。 3 in E flat, Op. 35 in D, K. 385 – “Haffner”: I. Allegro con spirito, モーツァルトの交響曲最後の三曲は、非常な名曲ではあるが難しいところもあります。41番はそのうちではわかりやすい曲。終楽章の五重フーガが有名。, ◇ワルター/モーツァルト:交響曲第39番、第40番、第41番「ジュピター」(Amazon), Symphony No. このブログの、クラシック敷衍に取り組むきつねさんのまじめな態度に常々感心し 73: II. Saltarello (Presto), ベートーヴェンが成し遂げた交響曲による”詩と音楽の融合”という偉業の継承を自らの課題として積極的に取組んだのがシューマンでした。, 彼の四曲の交響曲はその成果であるわけですが、シューマンは道半ばで体を悪くしてその道をブラームスに譲ってしまいます。しかしシューマンの音楽はまぎれもなく”詩的”な音楽であってそのロマンティシズムを聴き味わう価値はあります。, シューマン本人がつけたわけではありませんが、シューマンが音楽監督としてライン地方にいったときに経験したことがもとになって書かれたのでこう名付けられました。, 伝統的な四楽章構成ではなく、五楽章構成。第四楽章が挿入された形になっていますが、これは初めてケルンの大聖堂を訪れた時にみた式典から受けた感動が音楽化されたもの。, Symphony No. 【カルテットがおもしろい】弦楽四重奏曲の名曲と名盤をまとめてみた 楽曲紹介 2016.5.20 死ぬ前に聴きたい曲はこれ クラリネットの魅力的な音色と超おすすめの名曲 全部で83曲も弦楽四重奏曲を書いています。 すべてが名曲というわけではないですが、またカルテットの宝とも言うべき作品もたく さんあります。 94 in G Major, Hob. 97 – “Rhenish”: IV. 2 in D Major, Op. Bewegt, nicht zu schnell, ブラームスが第一番の交響曲を発表するのに20年ほどかかったというのは有名な話です。ベートーヴェンに課された課題の大きさがその理由の一つではありますが、本人の性格が自己批判の強く、慎重で、優柔不断のところもあったといいます。音楽を聴いているとなんとなくその辺は察せられるような気もします。, シューマンの保護のもとで活動を始めたブラームスは、わかりやすくいえば”交響曲をかかない”という方向をとっていたリスト・ワーグナーと対立関係にありました。, 第一番の交響曲で堂々とベートーヴェンの後継者たることを示したブラームスですが、最後の交響曲第四番に向かって、なんというかその事情を考えると、面白い道をたどりました。, ブラームスが非常に気負って20年かけてかいた曲で、”ベートーヴェンの第10番”などと呼ばれる曲です。冒頭から重々しいので、打ちのめされそうな人は第二番がいいかもしれません。, Symphony No. 90 – “Italian”: I. Allegro vivace, Symphony No. 5 in C-Sharp Minor (1998 Remastered Version): IV. 今になって色々社会勉強中。. こういうタイトルを選んだのは交響曲を聴こうと思うクラシック音楽入門者、あるいは初心者もいるだろうと考えたからです。 9 in D Minor, Op. 41 in C Major, K. 551, “Jupiter”: Iv. 43: IV. これまで、コンサートに出かける予習に、まずは王道・定番を知りたいと常々思っていました。これらはシンフォに限らず、実のところ室内楽が一番多いのですが…。 I:94 “Surprise”: IV. ©Copyright2020 きつねの音楽話.All Rights Reserved. Presto ma non troppo, 第101番はハイドンの交響曲の最高傑作の一つといわれるもの。「時計」というのは第二楽章の特徴的な伴奏からとられたニックネーム。, Symphony In D, H. I No. Allegro Ma Non Troppo, テレビドラマ「のだめカンタービレ」でとりあげられて一挙に有名になった感のある曲。もちろん非常に評価されている曲でもあって、リストが「リズムの神化」と称したりワーグナーが「舞踏の聖化」と評したりしています。, Symphony No. もちろん選んだ名盤などは定評のあるものばかりですが… ですから僕はこの記事を通りすぎて、書いてある曲とCDをただそのままに聴くのではなく、散らばる色々な情報をもとに読んだ人が自分で曲や指揮者を選ぶ可能性を記事の指針として考えました。 更に、個人的わがままをお願いしますと 弦楽四重奏はヴァイオリン2挺(1st+2nd)、ヴィオラ1挺、チェロ1挺で演奏されます。 それぞれがおおよそ歌でいうソプラノ、アルト、テノール、バスの音域を担当します。 今になって色々社会勉強中。. フルトヴェングラー/ハイドン:交響曲第94番&モーツァルト:交響曲第40番「驚愕」(Amazon), ワルター/モーツァルト:交響曲第39番、第40番、第41番「ジュピター」(Amazon), フルトヴェングラー/シューベルト : 交響曲 第9番 「ザ・グレート」&ハイドン : 交響曲 第88番 (Amazon), ボールト/ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第5番 セレナード・トゥ・ミュージック(Amazon), プレヴィン/プロコフィエフ:交響曲第1番&第5番、スキタイ組曲「アラとロリー」(Amazon), <オーガニックコーヒーを箱買い>小川珈琲店の有機ドリップコーヒーがおいしくておすすめ, ジャネット・ペリー, アグネス・バルツァ, ヴィンソン・コール, ホセ・ファン・ダム, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ヘルベルト・フォン・カラヤン, ウィーン楽友協会合唱団 & ヘルムート・フロシャウアー, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, レナード・バーンスタイン, ルドルフ・ショルツ, ウィーン国立歌劇場合唱連盟 & ウィーン楽友協会合唱団. 今後も愉しみにしています。, 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。, 大学では社会情報を専門にするも、音楽と語学の勉強に勤しんだため見事な情報弱者となる。 “Veni creator spiritus”, 20世紀にはいると、それまでの音楽とはまったく異なる音楽、例えば”無調の音楽”などがつくられるようになり、まあなんにせよロマン派の音楽とは違う音楽ができるようになります。, 時代のものとして、現代に生きる我々が強いシンパシーを持つ作品群のはずですが、実際はそうでない場合も多いようです。, 交響曲は全部で九曲あります。第一番はドイツ・ロマン派やチャイコフスキーの影響を多分に受けたものですが、第二番は祖国への愛を高らかに歌ったもので、それ以降は一曲ごとに違う、独特の交響曲をつくりあげました。, シベリウスの交響曲のうちでもっとも親しまれているもの。民謡風の主題や、色彩感の強さでフィンランドの自然を想像させる曲。, Symphony No. Feierlich, ブルックナーは後期ロマン派に属する作曲家で、後半生ほとんどを交響曲の作曲に費やしました。, オルガンの名手であったブルックナーは交響曲もまたオルガン的な発想と響きをもっています。熱烈なファンもいれば、全くわからない人もいるという不思議なもので、音楽の内容はベートーヴェンのようなドラマティックなものではなく神や自然への賛美を表します。, ブルックナーの音楽は”原始霧”(絃の細かい刻み)と呼ばれる神秘的な始まり方を多くとります。, ブルックナーの交響曲のうちではロマンティックな要素が強い曲で親しみやすい。他に第七番なども聴きやすいです。, 冒頭ホルンの音が静かに鳴るが、夜明けのひんやりした空気が感じられるよう。現代の喧騒からは程遠いところにあります。, Symphony No.4 in E flat major – “Romantic” : 1. 8 in E-Flat – “Symphony of a Thousand”: Part One – I. イタリア弦楽四重奏団/ハイドン:弦楽四重奏曲「ひばり」「セレナード」「五度」「皇帝」(Amazon), アマデウス弦楽四重奏団/ハイドン:弦楽四重奏曲「ひばり」「皇帝」/モーツァルト:弦楽四重奏曲「狩り」(Amazon), スメタナ四重奏団/モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番・第17番「狩」(Amazon), アルバン・ベルク四重奏団/モーツァルト : 弦楽四重奏曲第14番 ~第19番 (ハイドン四重奏曲全曲)(Amazon), ラサール弦楽四重奏団/ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集(第12-16番、大フーガ)(Amazon), アルバン・ベルク四重奏団/シューベルト:弦楽四重奏曲《死と乙女》、《ロザムンデ》(Amazon), <オーガニックコーヒーを箱買い>小川珈琲店の有機ドリップコーヒーがおいしくておすすめ. 7 in A, Op. 68, “Pastoral”: I. ©Copyright2020 きつねの音楽話.All Rights Reserved. (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); カルテットをテーマにして毎回演奏シーンがあるというのが珍しい気がしますが、実はカルテットといいながら弦楽四重奏曲は演奏されていない・・・, まあ弦楽四重奏曲はあまりポピュラーではないし、カルテットが必ず弦楽四重奏曲を演奏しなければならないということもないのですが、音楽ファンとしてはちょっとがっかりしないでもない。, カルテットの本分である弦楽四重奏曲にも名曲はたくさんあるよというわけで、この記事では弦楽四重奏曲の名曲をまとめます。, カルテットは四重奏のことで弦楽四重奏は正確に言えばstring quartetになりますが、ただカルテットというとふつうは弦楽四重奏を表すといってよいと思われます。, 弦楽四重奏曲がどういうものかは記事の後半に書きますから、気になる方は参考にしてください。, ハイドンは25才から死の6年前にあたる71才まで、77曲もの弦楽四重奏曲を書きました。, 古典派以降主流となるスタイルはハイドンが確立したもので、つまり若いころの作品と晩年の作品は全く違うスタイルをもっているのですが、主要な作品とされてもっともよく演奏されるのが、およそ1793年から1803年までにつくられた曲です。, この曲は1790年につくられた曲で、第一楽章のかわいらしい主題から「ひばり」と呼ばれて親しまれています。, ◇イタリア弦楽四重奏団/ハイドン:弦楽四重奏曲「ひばり」「セレナード」「五度」「皇帝」(Amazon), 1793年に作曲された作品71と74はそれぞれ三曲の弦楽四重奏曲からなっていて、「ロンドン四重奏曲」あるいは「ザロモン四重奏曲」と呼ばれています。, これらの曲はロンドンの一般聴衆の前で演奏されたもので、簡潔な表現を基本にしています。, 当地(ザロモン)のヴァイオリン奏者が達人だったために、第一ヴァイオリンの優位が目立ち、この曲でもヴァイオリンの俊敏な動きがみられます。, ハイドンの作品は有名なもの以外はちょっと手に入れにくく、この曲もあまり録音されていません。, この曲は1794年に作られた作品76(6曲)のうちのひとつで、これらの作品は各声部(楽器)のバランスがとれ、充実した響きをもっています。, 品のよい曲ですが、音楽の純粋単純な楽しみが保たれている部分もあってその辺ハイドンのすごいところです。, この曲はハイドンの最高傑作のひとつとされ、第二楽章のテーマは今のドイツ国家になっています。, ◇アマデウス弦楽四重奏団/ハイドン:弦楽四重奏曲「ひばり」「皇帝」/モーツァルト:弦楽四重奏曲「狩り」(Amazon), 1799年に第81番とともにかかれたもので、ハイドンの弦楽四重奏のうちもっともすばらしいものです。, この曲も録音が少ないですが、上記のコダーイ四重奏団やアマデウス弦楽四重奏団の演奏で聴けます。, モーツァルトの弦楽四重奏(ハイドン四重奏曲以降)は終楽章の重要性を増したことや、1stヴァイオリンに重きをおいていたハイドンに比べ四人の奏者がそれぞれ活躍することなどが特徴です。, 1782年から85年までに作曲された6曲はハイドンへ献辞されたことから、「ハイドン四重奏曲」と呼ばれます。, この曲はハイドン四重奏曲のうちの第4番で、狩のときに用いられた角笛を模倣する”五度”が使われていることから「狩」と呼ばれています。, ◇スメタナ四重奏団/モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番・第17番「狩」(Amazon), ハイドン四重奏曲の第6番にあたる曲で、この「不協和音」というのは第一楽章の序奏からつけられたものです。, ◇アルバン・ベルク四重奏団/モーツァルト : 弦楽四重奏曲第14番 ~第19番 (ハイドン四重奏曲全曲)(Amazon), ベートーヴェンの弦楽四重奏曲はあらゆる弦楽四重奏曲中もっとも重要なものですが、またそれだけ難解なものでもあります。, ベートーヴェンも四人それぞれが役割をもって活躍するような書き方をしていて、最後には有名な「大フーガ」などがでてきます。フーガということは各声部が対等ということです。, ベートーヴェンは1816年以降しばらく弦楽四重奏をつくりませんでしたが、1722年から26年にかけての最晩年、5曲の弦楽四重奏をかきました。, この曲は全部で6楽章からなる曲ですが、事情があってフィナーレが2つあります。「大フーガ」がその一つです。, 第5楽章のカヴァティーナは”無限旋律”という切れ間のないメロディを持つ非常に美しい曲で、ベートーヴェンの室内楽曲の頂点のひとつです。, ◇ラサール弦楽四重奏団/ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集(第12-16番、大フーガ)(Amazon), 古典派の時代弦楽四重奏は相当流行っていたようですが、ベートーヴェン以降は、なんというかクラシック音楽あるあるというか、あまり盛んに作られなくなります。, シューベルトはベートーヴェンと同時代を生きた人で、弦楽四重奏を比較的多くつくっています。, シューベルトは人生の後半1824年から26年の間に3曲の弦楽四重奏曲をかきましたが、その中この「死と乙女」が特に有名です。, ◇アルバン・ベルク四重奏団/シューベルト:弦楽四重奏曲《死と乙女》、《ロザムンデ》(Amazon), ブラームスは古典派の大作曲家を意識して、というかしすぎたことで有名ですが、弦楽四重奏においても交響曲と同じ具合でした。, ドヴォルザークはブラームスに並ぶほど室内楽の発展に貢献した作曲家で、14曲もの弦楽四重奏をかいています。, ドヴォルザークがアメリカへ渡って交響曲「新世界より」等を書いたのは有名な話ですが、この曲も現地の音楽を吸収してうまれたものです。, 第一楽章に五音音階的なメロディーがでてきますが、これは日本人にも親しみやすい音楽です。, フランクは遅咲きの作曲家で、有名な曲も少ないのですが弦楽四重奏曲は傑作のひとつとされ、後世の作曲家達におおきな影響をあたえました。, この曲はフランク最晩年の1890年に完成した曲でベートーヴェンやシューベルト、ブラームスをよく研究してできたものです。, フランクの特徴である循環形式(全曲を通して同じテーマが用いられる)で作曲されています。, 19世紀の終りになってもベートーヴェンの影響は強く残っていて、弦楽四重奏は簡単には手がつけられないジャンルだったようです。, フォーレも長く弦楽四重奏をかきませんでしたが、最晩年になって構想し、完成させました。フォーレ最後の作品です。, ドビュッシーの音楽はそれまでのどんな音楽にも似ていないものですが、弦楽四重奏曲もまた伝統的なクラシック音楽以外のものを吸収した結果できたものです。, バルトークは民族音楽収集とそれに基づく作曲が有名な作曲家ですが、弦楽四重奏曲を6曲残しています。, バルトークの弦楽四重奏は古典派のものとくらべると楽器の奏法も拍子もハーモニーも極端なものです。, この第5番は全5楽章からなりますが、第3楽章のスケルツォ・アラ・ブルガレーゼ(ブルガリア風)では3拍子と5拍子が組み合わされた特殊なリズムがでてきます。, 弦楽四重奏はヴァイオリン2挺(1st+2nd)、ヴィオラ1挺、チェロ1挺で演奏されます。, これらの楽器は同じヴァイオリン属に属しており、演奏法も音質も似ているので、均一で豊かな響きが得られます。, 交響曲をはじめ、ピアノソナタやこの記事で扱っている弦楽四重奏は上の記事で書いたつくりを基本としていますが、場合によっては楽章数が減少、あるいは増加することがあります。, 楽章数が減少する場合は基本の4楽章のうちどれか(一つあるいは二つ)が欠けることになります。, どこにいくつ挿入されるかは曲によって違いますが、楽章数は多くて7楽章までが普通です。, 今回の記事では最も代表的と思われる作曲家とその代表作を紹介しました。この他にも名曲はたくさんあるので、いろいろ聴いてみると面白いです。, 弦楽四重奏はシンプルな編成ですが、難しい内容をもつことも多いので、クラシック音楽になれない人はハイドンやモーツァルトなどの明るい曲から聴くことをおすすめします。, また、今回紹介できなかった作曲家のうちにも幾人か重要な作曲家がいます。たとえばシューマン、ボロディン、リムスキー=コルサコフ、チャイコフスキー、サン=サーンス、ラヴェルなどです。, この記事で紹介したような一流の演奏家達の手によると弦楽四重奏というものが、というか何でも、簡単なもののように聴こえるが、自分で演奏するとそれが全く演奏家による”演技”だったことに気が付く。, 僕もいくらか弦楽四重奏曲を演奏したことがあるが、曲全体が難しいのはもちろんのこと、”演奏を始める”ということだけで相当難しいことだった。, 自分ひとりで弾いているのならば自分の好きなときに好きなようにはいればよい。(聴衆が置いてけぼりになる可能性はあるけれど), ヴァイオリン奏者は身体の”フリ”とブレス(軽く息を吸う)だけで、他三人に合図して気持ちを一つにする必要がある。, 一斉に入る曲はまだよいとして、例えばモーツァルトの14番の入りなどはなかなか難しい。, これだけだとまだ簡単に思うかもしれないが、ソを鳴らしてからレが入るまでの時間で、その演奏のテンポがおおよそ決まってしまうのだから難しい。, ヴァイオリン奏者は身振りとブレスの”感じ”で、「こういう雰囲気、テンポでやるから、ここで入って」というような複雑微妙なあれこれを伝えるわけである。, 演奏を始めるだけでこれだけ難しいのだから曲を成り立たせるというのは奇跡的なことである。, こういうことを考えると一流の演奏家の演奏の見事さがわかるし、そういう”キキドコロ”もできてくるものである。, 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。, 大学では社会情報を専門にするも、音楽と語学の勉強に勤しんだため見事な情報弱者となる。
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